契約前に知っておきたいVOD(ビデオ・オン・デマンド)のメリットとデメリット

動画配信サービスの基礎知識

近頃流行りのVOD(ビデオ・オン・デマンド)。
VOD(ビデオ・オン・デマンド)は、家にいながら目当ての映画がドラマ、アニメなどが楽しめるため便利です。
しかも、一か月の料金も、見放題で定額というものが多いので、頻繁に映画やドラマを見る人は、簡単に元が取れるでしょう。

そんな便利なVOD(ビデオ・オン・デマンド)ですが、実際に契約する前にメリットやデメリットをきちんと知っておきたいという人も多いはず。なので、この記事では、VOD(ビデオ・オン・デマンド)のメリットとデメリットを解説していきます。

もし、VOD(ビデオ・オン・デマンド)を契約しようと考えている人がいましたら、こちらの情報を参考にしてみてくださったら幸いです。

VOD(ビデオ・オン・デマンド)のメリット

VOD(ビデオ・オン・デマンド)のメリットは、思いのほかたくさんあります。
VOD(ビデオ・オン・デマンド)を利用することで得られる恩恵には以下のようなものがあります。

【VODのメリット】

・そのVODしか見られない独自のコンテンツがある
・定額なのでたくさん見るひとも元が取れて安心♪
・動画配信サービスなので返却する必要がない
・お目当ての映画や海外ドラマが貸出中ということがない
・アダルトコンテンツをVODを見ればプライバシーも遵守♪
・まとめてイッキ見できるし見逃す心配がない
・テレビより自由度が高い!

そのVODしか見られない独自のコンテンツがある

VODには、そのVODでしか視聴できない独自のコンテンツがあります。
たとえば、Netflixは非常にオリジナルコンテンツが充実していることに定評があります。
たとえば、ドキュメンタリー作品の数は、どこのVODと比較しても多いですし、また、Netflixで最も有名な独自コンテンツといえば、ハウス・オブ・カード 野望の階段があります。
こちらは、海外の映画やドラマ好きにとっては知らない人はいないのではないでしょうか。
独自コンテンツといえば、配信数自体は少ないものの、アマゾン・ドット・コムも、アマゾン・プライムで、ミスター・ロボットや高い城の男なども作っていますよね。

定額なのでたくさん見るひとも元が取れて安心♪

VOD(ビデオ・オン・デマンド)は、基本的に定額のものが多いです。
定額なので、何本映画やドラマを見ても安心です。
レンタルの場合、お金を気にしてたくさん借りることはできませんが、VOD(ビデオ・オン・デマンド)は、毎月支払うお金が決まっているので、好きなだけ見ることができるでしょう。

動画配信サービスなので返却する必要がない

VOD(ビデオ・オン・デマンド)の大きなメリットの一つとして、やはり、DVDレンタルと違い返却の手間がない、ということがあります。返却しなくていいのは、すごく楽だとは思いませんか。

たとえば、TSUTAYAやGEOの場合、DVDやブルーレイディスクをレンタルすると、それを今度は返却しなくてはなりませんよね。
しかし、VOD(ビデオ・オン・デマンド)のサービスの場合、返却する手間がかからないため、寒い日や雨の日に返却期限だから、と言って寒い思いをしてお店に返しに行く必要がないのです。
これは、HuluだけでなくU-NEXTなど、VOD(ビデオ・オン・デマンド)全体の新しいメリットだと言えるでしょう。

お目当ての映画や海外ドラマが貸出中ということがない

VOD(ビデオ・オン・デマンド)の場合、レンタルビデオ店とは異なり、新作やお目当てのDVDが貸出中で残念な思いをすることがありません。
せっかく、寒い思いをして行ったのに、はるばる車で行ったのに、自分の借りたいDVDがすでに他の人に借りられてしまっていた場合、まさに骨折り損のくたびれもうけです。
しかし、VOD(ビデオ・オン・デマンド)の場合、動画配信サービスなので、貸出中ということがありません。
他の人に、自分の視聴ペースを乱されることなく快適にみられるのが、VOD(ビデオ・オン・デマンド)の強みです。

アダルトコンテンツをVODを見ればプライバシーも遵守♪

VODの中にはアダルトコンテンツを視聴できるものもあります。
たとえば、U-NEXTは、他の映画やドラマを見るついでに(あくまでついでに)、アダルトコンテンツも見ることができます。

もし、これをVODではなく、レンタルビデオ屋さんなどで借りて見る場合はどうなるでしょうか。当然、まずは借りないといけませんよね。
自分の性癖がもろに店員にバレてしまうわけです。
しかも、行きつけのレンタルビデオ屋さんの場合、「へえ、あの人、看護婦が好きなんだ」とか「眼鏡フェチなんだ」とか「実はロリコンだったんだ」みたいなことを思われるかもしれません。
さすがに、他の店員とそれを話題にして盛り上がったり、噂をしたりすることはないと思いますが、でも、他の人に自分の性癖をできるだけ知られたくない人は、やっぱり、VODでアダルトコンテンツを視聴した方がいいです。
また、VODの場合、借りたアダルトコンテンツを返却する必要もないので、それも便利です。

とはいえ、VODを家族で使っている場合、アダルトコンテンツをお子さんが勝手に観やしないか心配になりますよね。
これについても、VODにはペアレンタルロック機能もついているので、お子さんの視聴をできないように設定することも可能です。

まとめてイッキ見できるし見逃す心配がない

VODの場合、ほとんどのドラマが全話そろえられた状態で配信されているので、イッキ見できるのがメリットです。
イッキ見できれば、テレビ放送のように次回配信まで待たなくていいので、ストレスなく視聴することができます。

また、テレビの場合、その番組を見逃してしまうと、録画か見逃し配信を利用しない限りは、再度の視聴はできません。

しかし、VODなら、いつでもどこでも好きなときに映画やドラマを視聴できるので、見逃してしまうということがないのです。

テレビより自由度が高い!

VODの良いところとしては、これをあげないわけにはいきません。

それは、テレビより断然、自由度が高いところです。
たとえば、Huluの製作したオリジナルドラマ『THE LAST COP/ラストコップ』は、その内容がテレビでは放送しにくいネット配信ならではの作品となっています。

ネット配信の作品がオリジナリティ溢れる面白いものになりやすい理由としては、以下の理由があげられます。
・番組の尺をテレビのように合わせる必要がない
・CMを入れるタイミングを気にする必要がない

やはり、ネット配信ならば、従来のフォーマットにこだわる必要がないというのが強いですね。

VOD(ビデオ・オン・デマンド)のデメリット

一見すると、完全無欠のように見える動画配信サービスですが、悪いとこもいくつかあります。デメリットをここではまとめてみました。

【VODのデメリット】

・一つのVODサービスだけだと見れる種類が限られているので情報が偏る
・あまりにも気軽に見れるため本当に見たいものが分からなくなる
・お気に入りの映画やドラマが配信終了する危険性がある

一つのVODだけでは見れる種類が限られているので情報が偏る

実は、VODは一つだけしか契約していないと、結構、情報が偏ってきます。
たとえば、フジテレビオンデマンドだと、フジテレビのドラマには強いですが、他の映画やドラマについては弱いです。
Huluなら、海外ドラマには強いですが、日本のドラマや映画の充実は、フジテレビオンデマンドの方が強いわけです。
このように、VODは、サービスによって得意とするコンテンツの充実性に差があることは認識しておいた方が良いでしょう。
なので、VOD(ビデオ・オン・デマンド)の使い方としては、ひとつのVODをずっと使い続けるよりも、この時期はU-NEXT、次はHulu、その次はフジテレビオンデマンドなど、その時々によって、使うサービスを変えていく方が、いろいろなコンテンツを楽しむことができて面白いです。

あまりにも気軽に見れるため本当に見たいものが分からなくなる

VODというサービスは、TSUTAYAやGEOなどのDVDレンタルとは異なり、かなり気軽に映画やドラマが楽しめます。

これによって、普段は見ないようなコンテンツも見る機会ができ、趣味の幅が広がるのは確かなのですが、あまりにも簡単にとっかえひっかえコンテンツを視聴できるため、本当に大切な心に残る映画やドラマも、うっかり、流し見をしてしまう危険性もあります。

これって実は悲しいことでもあるんです。
TSUTAYAやGEOなどでレンタルする場合、お金を支払ってわざわざ借りてくるわけなので、自分が本当に見たいかどうか、はっきりわかっていますよね。
なので、お金を支払って借りてきた意識がある以上、その映画やドラマからは、見放題で見られるものよりも多くのものを感じ取れるはずです。
でも、VODの場合、見放題だからこそ、見るもの一つ一つの価値が下がってしまい、真面目に見ないということになります。

なので、本当に濃い映画やドラマの視聴体験をしたい場合は、高いお金を支払って、劇場の大スクリーンで見た方が良いという考え方もあるでしょう。

ぼくの場合は、複数のVODを契約しつつ、そこにない映画はレンタルビデオ屋さんで借りて、さらに、本当に見たいものは劇場でチケットを買って見ています。
ぼくは、かなり映画好きの部類になると思うので、他の人はそこまでしないでもいいとは思うのですが……

ただ、やっぱり、VODも気軽でいいんですが、レンタルや映画館での鑑賞も、それぞれ負けず劣らずの良さがあります。なので、VOD、レンタル、映画館での鑑賞、いろいろそのときのニーズや気分で使い分けるのがいいのではないでしょうか。

それぞれのサービスについては、以下にまとめてあるので、こちらも参考にしてみてくださいね。

Huluは海外ドラマ好きにこそおすすめの動画配信サービス!そのメリット・デメリットを併せて解説

お気に入りの映画やドラマが配信終了する危険性がある

VODで見られる映画やドラマなどのコンテンツを半永久的にずっと視聴が可能であると思っている方がいますが、最初にすっぱりと断っておくと、その認識は間違っています。

VODで見られる映画やドラマは、あるとき、ぼくたちになんの断りもなく配信を終了することがあります。映画やドラマは権利上の関係で、ずっと見られるわけではありません。
なので、よほど人気の映画やドラマなら別ですが、視聴回数が少ないものなどは、あるとき、急に見られなくなっていることも。
たとえば、自分の気に入っている映画やドラマを繰り返し見るようなタイプの人は、TSUTAYA DISCAS/TSUTAYA TVやGEOなどでDVDレンタルをしたり、思い切って購入してしまった方がいいと思います。

DVDリッピングは、個人で楽しむ分には違法じゃない、という考えもありますが、それが本当に正しいのかどうかは微妙なラインですよね。
ぼくについていえば、本当に欲しいものは、DVDでもブルーレイでも購入しています。
DVDやブルーレイは、レンタル版ではなければ、監督やキャストのインタビューや音声解説(一番のめあてはコレ)、あるいは、ブックレットがついてくることがあるので、本当にその作品が好きな人にはたまらない情報が付属しているんです。

これは、ファンにはたまらないもので、VODやレンタルDVDにはついていないものです。

まあ、長くなったので何が言いたいかまとめると、VODは、あるとき自分が好きな映画やドラマは何の前触れもなく配信終了してしまうことがあるので気をつけましょう、という話ですね。

なので、「VODを契約したから、自分が持っているDVDやブルーレイ、ビデオのコレクションは処分してしまおう」と考えている方は、絶対に気をつけてください!!

VODは、いろいろな映画やドラマなどのコンテンツが、スマホでどこでも視聴できるという手軽さがある反面、ずっとお気に入りのコンテンツが視聴できるわけではない、というデメリットもあります。
これについては、契約前に認識しておかないと、誤解から自分のお気に入りの映画を処分してしまい、また、買いなおす羽目に陥ってしまうでしょう。

もし、これからVODを契約しようと考えている人は、VODのメリットとデメリットを認識した上で、VODを選びをすることをおすすめします。

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